第十三回「インフル猛威」
開発日誌も滞っております。
困りました。
本当に困りました。
この週末も当然、不夜城でドラファン開発を進めておりましたが。
ついに週末、メインプログラマーがインフルにかかりました。
発症から、ウイルスの感染力が低くなるまで出社禁止。
最短でも3日はかかります。
ゲーム、アニメ開発の現場では毎年悩まされる大問題です。
特に弊社のように少人数で開発してるスタジオでは致命的。
油断するとゾンビ映画のように、あっという間に社内感染しますし。
とりあえず休んでもらいましたが、これは困った。
全員が常に手一杯なので、代わりに担当出来る余裕がないのです。
また、それぞれがエキスパートなので、
下手に手を出してもクオリティ不足になり二度手間を産みます。
そろそろ皆さんに「大きなお知らせ」が出来る予定でしたが。
それも少し予定を見なおさないといけなくなりました。
1度配信を延期しておりますので。
情報を「いつ」「どのように」「どこまで」出すのか。
トイディアとしましては非常に慎重になります。
また、ゲーム媒体や雑誌メディア様との連携も重要です。
相手様がある事ですし、
足並みの調整なども、本当に時間がかかります。
自社だけの都合で、好き勝手できる問題ではありません。
この潜水艦のように深く潜っている間に。
実に色々なことが変わりました。
多くの仕込みが、なされています。
早く皆さんに見ていただきたいし、触れていただきたい。
ドラン君も水の底から、明るい水面を見て「出番はまだかな」と考えています。
実はあれもやってたんだよ!
実はこれもやってたんだよ!
という仕込みは、結果の後の事後報告でしかできません。
モノづくりの地味さがここにあります。
情報を出すターンになったら、どばーっ!と出せるのに。
そのターンが来るまでは、音信不通状態です。
あえて、口を閉じる忍耐を、我々も求められています。
水深深くから見る、空の世界は眩しいです。
皆さんのお手元に届けられるまでは、努力と忍耐が必要です。
お待たせしていて、本当に申し訳ありません。
皆さんも、手洗いとうがいは欠かさずに、お気をつけ下さい。
特に手洗いは重要とのこと。
手にウイルス>鼻の穴や口の粘膜から感染、が多いパターンだとか。
同僚も、家族も、友人も、皆が心配しますからね。
ゲーム開発も、健康あればこそ無理が出来ます。
こらドラン!寝るんじゃない!風邪引くぞ!
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